プラス糖尿病

糖尿病とは

糖尿病とは

「糖尿病」の字から想像すると、「尿に糖が含まれてしまう病気」というイメージでしょうか。小さいころは、おじさんがかかりやすい病気だというイメージがありましたが、実は子供や若い女性にも増えているのです。
一般的な認知度の高い病気ですが、わかっているようで実はあんまり良く知らない…という人も多いのではないでしょうか? 実際にこの疾患がどんな病気なのか、なぜ発症してしまうのか、ちょっとだけでも気にしてみてください。早く気付くことができれば、発症や進行を防げる病気なのです。


糖尿病と糖のメカニズム

糖尿病がどんな病気かを知る為にはまず、私たちの体がどのようにエネルギーを生み出しているか、そのメカニズムを知る必要があります。

糖尿病の糖はエネルギー

この疾患名にも使われている“糖”は、ブドウ糖の事です。英語ではグルコースといいます。体を動かすエネルギー源であり、呼吸や血液循環、消化吸収等の活動にも必要で、さらに脳を活動させる唯一の栄養分です。
通常、糖分のほとんどは毎日の食事に含まれる穀物類から摂取されます。砂糖もサトウキビや砂糖大根などから取れますから穀物といえるかもしれません。
食事で摂取した食物を必要なエネルギー、つまり、糖に変える事を代謝といいます。

血糖値の糖

食事で摂取した栄養分は腸で吸収されエネルギー源である糖に代謝されます。エネルギー源であるブドウ糖は血液に溶け込ませて全身へ運びます。これが血液中の糖分”血糖”と呼ばれているものです。
そのため、エネルギーが足りなくなる空腹時は血糖値が下がり、食後には上昇する仕組みになっています。この上がり下がりがあっても血糖値が正常なレベルを保てるように、下がった時には上昇させ上がりすぎた場合には下げる物質が分泌されます。しかし、これが正常に機能しなくなると、高血糖になってしまいます。

血糖値が高くなる病気

血液中の糖分濃度が正常にコントロールできなくなり高血糖状態が続くと、様々な身体障害を引き起こすのが糖尿病です。血糖値が高いままでいるだけなら”高血糖症”と言います。

血糖値と体の状態

簡単に言うと糖尿病とは、”常に血糖値が高くなる”ことで血管や臓器に傷みが生じ、体や神経に色々問題が起きる、という病気です。
つまり、血糖値が高くても問題や障害が起きなければそれは一時的なものかもしれませんし、逆に、障害や問題が起きるまでは糖尿病であっても気が付きにくいということです。
また、”血糖値が高くなる”のは、血糖値を下げる成分を十分に分泌できない、消費する部分が血液から必要な糖を吸収できない、つまり体の血糖値をやり取りする機能が正常に働かなくなるということだともいえます。

コントロール不能になるのは

血糖値を正常にコントロールできなくなる原因は1つではありません。
遺伝的にインスリンを分泌しにくかったり、血糖値が上がりやすい体質だったりすることもあります。また、がん等他の疾患が原因でインスリンの分泌機能が低下してしまうこともありますし、服用している薬の影響が原因となることもあります。
しかし、これらの要因だけでは糖尿病にまで発展する事はありません。ここに生活習慣要因が重なることで、身体に影響が出てしまうほどコントロール不能になってしまうのです。