プラス糖尿病

糖尿病のタイプ

タイプ

原因と誘因の組み合わせパターンによって、糖尿病の種類は大きく4つに分ける事ができます。日本人に最も多いのは2型と呼ばれる遺伝要因に生活習慣による誘因加わったタイプですが、それ以外にも1型・妊娠型・二次性糖尿病等があります。
それぞれに、症状の出かたや原因が違っていますが、どの糖尿病にも生活習慣が大きくかかわっている事は間違いありません。


1型とは

2型に続き多くみられる、インスリンが絶対的に不足してしまう種類の糖尿病です。

原因

膵臓内の”ランゲルハンス島”の細胞が破壊され、インスリンの分泌量が不足してしまうタイプです。不足する原因は自己免疫反応の異常で、特定のHAL抗原を遺伝的に持っているという場合が多くみられます。また、おたふくかぜ等のウイルスや細胞が自己免疫反応を引き起こす抗体を作っている事や、原因が特定されていない突発性の可能性もあります。

特徴・症状

この1型は、10〜18歳の若い年齢や子供に多くみられる為、若年性や小児性糖尿病と呼ばれることもありますが、高齢の人に発症しないわけではありません。
症状はのどの渇き、だるい、排尿回数の増加、倦怠感など、風邪の時にみられるものと似ています。そのため、風邪と思い込んで放置していると昏睡になりやすいので注意が必要です。

2型とは

日本人の超尿病患者のうち9割以上にみられ、遺伝病と生活習慣が深くかかわりあっているタイプです。

原因

遺伝による糖尿病の発症原因を持っている人が、生活習慣などの誘因原因を重ね合わせて持ってしまうことで発症します。
遺伝病や体質のよって、インスリンの分泌量が不足する、インスリン受容体の遺伝子異常、分泌のタイミングの異常、インスリンに対する抵抗性の物質が存在する、などの体質があります。また、その体質に誘因が加わることで、インスリンの需要が通常よりかなり増加してしまう、インスリンの作用が低下してしまう、分泌異常が起こる、といったパターンで発病するのが特徴です。

特徴・症状

2型でみられる症状には、強い空腹感と食欲、常にのどが渇いている、疲れやすい、等があります。さらに進行すると、食べているのに痩せる、といった症状も見られますが、この時点ではかなり深刻な状態であると考えられます。
しかし、初期段階での自覚症状がほとんどありません。10年以上静かに進行しているケースもあります。そのため、症状が現れた段階ではかなり進行した状態であるか、急激に悪化してしまった可能性があります。

妊娠型

妊娠中に初めて糖尿病を発症した場合、もしくは、妊娠がきっかけとなって発症した場合に”妊娠型”と診断されます。

原因

妊娠中は体内で、インスリンの作用を抑制もしくは働きを弱めてしまう物質が分泌されます。この物質の分泌により、それまでは発症する誘因がなかった遺伝要因を持つ人が発症する事もあります。
通常は出産することで抑制物質が分泌されなくなるため糖尿病の症状も改善されますが、まれに、この妊娠中の発症がきっかけでそのまま1型・2型の糖尿病になるケースもあります。

特徴・症状

自覚症状としては、糖の代謝異常が起こってしまうことで疲れやすくなります。妊娠型で最も深刻な症状は、胎児の発育への影響です。しかし、胎児へどのように影響が出ているか母体の症状からはわかりにくい為、妊娠中の糖尿病には気をつけていなければいけません。

二次性・その他の糖尿病

がんや膵臓疾患など、他の病気が原因で発症するものや、薬の副作用などによるタイプです。

原因

がん・膵臓疾患・甲状腺機能障害・ホルモン分泌機能障害などの疾患による糖尿病を”二次性糖尿病”と言います。甲状腺機能亢進症や屈伸具症候群、慢性膵炎等の疾患が当たります。
また、疾患やけがの治療によって膵臓を摘出した人や副腎皮質ホルモン、ステロイド剤等を使用している場合もそれがきっかけで糖尿病になる場合があります。

特徴・症状

発生の割合はっても低いのですが、特定の疾患やそれによる特定の機序によって発症します。そのため、糖尿病の症状としては自分で気が付きにくい事もあるようです。
疾患によるものは、慢性と急性があり、症状の現れ方にも違いがあります。