プラス糖尿病

血糖値とは

血糖値

“血糖値”が高い。と言われたら、糖尿病なのでしょうか? 昨日食べ過ぎたから…、なんて自分で自分に言い訳をしてしまう人も多いようですが、これは正常な状態ではないということをわかっておかなければいけません。
健康体であれば、一時的に血液中の糖分濃度が上がりすぎたとしても、自然に濃度を下げる作用のある体内物質が分泌されて正常なレベルに戻す事ができます。


血糖値とは…

よく聞く言葉ですが、血圧のように気軽に計測できるものでもないので、実はよくわかっていないという人も多いんですよ。

”血糖”と”血糖値”

生命活動を維持したり、体を動かす為に必要なエネルギー源である”ブドウ糖”は血液に溶け込ませて全身に運んだり、使い切れない分は肝臓に蓄えられています。全身へ運ぶ為に血液に溶け込ませている糖は、血液中の糖を”血糖”と言います。そして血液中の糖分濃度事が”血糖値”と呼ばれています。
食事に含まれる糖質は胃で分解されてブドウ糖になり、腸で吸収されています。そのため、食べることで上がり、栄養を吸収していない時には下がっているのです。

”高血糖”

一般的に”高血糖”と呼ばれるのは、空腹時の血液中糖分濃度(空腹時血糖)が100mg/dl以上で、糖質を摂取してから一定時間が経過しても値が下がらないなど、正常な規準をオーバーしている場合です。
“高血糖”が続くと、分泌されるインスリンの量が不足・インスリンに対して反応が低下、といった状態が起こり、血中の糖分濃度が下がりにくくなり、全身の組織に必要なエネルギーが不足します。そのため、慢性的な高血糖が続くと、各組織の機能が正常でなくなったり障害を起こして、糖尿病になってしまいます。

上がったり、下がったりする仕組

血中の糖分濃度の値は、正常な人であれば空腹時や満腹時など、その時体にあるエネルギーの状況にあわせて変化しています。

上がる

食べ物に含まれる糖質がブドウ糖として血液中に沢山溶け込んでくると、血糖値は上昇します。そのため、食後30〜1時間は自然と血液中の糖濃度が高くなりますが、インスリンの働きによって各臓器で吸収されると、だんだんと濃度が低くなります。
そのため、食後だけでなく、インスリンが働かなかったり足りなかったり、各臓器で必要とする以上のブドウ糖が血液中にあると、”血糖値”が上がった状態が続きます。そのため、インスリンは血中の糖分濃度の値が高くなると分泌されるようになっています。

下がる

空腹時になると、血液中の糖分は体のあちこちで吸収されて少なくなっています。そのため、正常な人であればお腹が減ってくると自然と血液中の糖分濃度は下がっています。一日の中でも最も低いのは早朝の空腹時です。
そのため、空腹時やエネルギーが必要な状況になると、蓄えてあった糖を血液中に溶け込ませるグルカゴン・アドレナリン・コルチゾール等ホルモン物質が分泌されて血液中の糖値が上がる仕組みになっています。

糖尿病と高血糖

高血糖は糖尿病の一歩手前の状態です。”高血糖”が続けば体の組織や臓器への負担が大変大きくなってしまいます。ただ、”血糖値が高いだけ”、と油断してはいけません。

”高血糖”で糖尿病になる

“高血糖”状態が続くと、体のあちこちで問題が起きたり組織が傷ついたり、正常に機能しなくなってしまいます。放置しておくと、昏睡状態になったり、命にかかわる重大な状態にもなってしまいます。
そのため、”高血糖”や糖尿病の疑いが感じられる場合には、尿糖検査で尿中に含まれる糖の有無・割合を検査します。ここで異常が見つかれば、”空腹時血糖検査”や”ブドウ糖負荷検査”等で測定を行い、糖尿病かどうかを診断します。

血中糖度を下げる食べ物

血液中の糖分濃度の上がり下がりは食事と大きく関係していますよね。ですから、食べ物の選び方や食事の取り方を気をつけるだけで慢性的な”高血糖”にならないように予防する事ができます。
最近では、血糖値を下げる効果を高める成分が含まれている飲み物や食べ物、サプリメント等が特定保健用食品として販売されています。
お茶やサプリメントは比較的手軽に使えるものなので、上手く取り入れて利用すると良いでしょう。