プラス糖尿病

成人病

成人病

“成人病”は一つの病気を指している言葉ではありません。
高血圧症・高脂血症・骨粗鬆症・肥満・痛風・悪性腫瘍・心筋梗塞・脳卒中など、生活習慣が発症因子となる疾患の総称で、糖尿病も含まれています。
成人がかかることが多い為、”成人病”と呼ばれていましたが、現在では若年層や子供でも発病する事がわかっています。
つまり、成人病の為に糖尿病になる、というより、糖尿病が進行して”成人病”に含まれている疾患を合併症として発症する可能性が非常に高いということなのです。


三大成人病と生活習慣病

成人病の中でも特に、悪性腫瘍(がん)・心筋梗塞・脳卒中の3つは、三大成人病と呼ばれています。生命保険や医療保険では、この3大成人病の有無が契約内容に関わることが多いので名前の認知度は高いですよね。
三大成人病を含め生活習慣がきっかけとなる疾患は、“生活習慣病”と呼ばれる事もあります。本当は「生活習慣病=成人病」ではないのですが、病院などでも同じな認識で扱われている事が多いようです。ですから、生活習慣と深い関わりがある、とわかっていれば両者の違いは気にしなくてもよいでしょう。

三大成人病:がん

癌は人間の体にできる悪性の腫瘍の事で、体にとって異物となる異常なガン細胞が発生し増殖します。このがん細胞の発生は、遺伝子や免疫機能の異常にも深いかかわりがあるため、遺伝する要素が多くあります。しかし、発症した人のデータをまとめると生活習慣の中でたばこを吸う習慣がある人や、塩気の強い食べ物を好む人など、糖尿病と同じく食物の強い影響を受けていることがわかもわかっています。
また、日本人全体の中では胃がんの発生率が最も多く、女性では乳がん発症の低年齢化が進んでいます。

三大成人病:心筋梗塞

糖尿病の合併症には大血管症と小血管症という2つの血管障害があります。このうち大血管症は、動脈硬化からさらに命にかかわる大変重大な合併症を引き起こします。その中に含まれているのが心筋梗塞です。
心筋梗塞は突然発症すると思われていますが、これは狭心痛を伴わずに心筋梗塞が起こっているため前兆に気が付かない事が多い為です。しかし、傷みがあった場合も、それだけでは完全に血管が詰まっているのか、詰まりかけている途中なのか判断できません。糖尿病で不整脈等脈が乱れやすい人は注意が必要です。

三大成人病:脳卒中

脳卒中とは脳内の血管に血栓ができ詰まる”脳梗塞”、 脳の血管が破れて出血する”脳出血”、 脳の血管で動脈瘤が破裂する”くも膜下出血”の総称です。
糖尿病による脳血管障害で起こる合併症でもあり、糖尿病がかなり進行し、血管が弱ってしまったり血液循環機能が低下すると発症しやすくなります。
脳卒中が起きやすい状態というのは、命に関わる深刻な状況ですから血管障害が深刻にならないように糖尿病治療を行うことが大切です。
脳卒中の前兆として、めまいや部分的に視界が狭くなる視覚障害、言語障害、しびれ等の症状があります。