プラス糖尿病

肥満

糖尿病とは

肥満は糖尿病を発症する誘因の一つです。
中でも中性脂肪・内臓脂肪が過剰についてる状態は、糖尿病だけでなく様々な疾患の原因因子でもあります。
ですから、「ただの太りすぎ」と思っていては、気が付いた時には大変な自体になっている場合だってあるのです。
また、見た目には太っていないように見える人が、実は肥満だったというケースも多いんです。これは外からでは見えない内臓脂肪の肥満で、”隠れ肥満”とも呼ばれています。
糖尿病やメタボリック症候群を予防する為には、中世脂肪の量の改善」・治療を行う事が重要です。


肥満と糖尿病

糖尿病の原因因子だけでなく肥満の原因因子も遺伝するものがあります。

糖尿病のリスクは通常の3〜5倍

内臓脂肪の増加で、インスリンの働きが悪くなると血糖値が上がりやすくなります。また、”肥満状態”ということは使いきれていないエネルギーが体の中に蓄えられ続けているわけですから、エネルギーの過剰摂取が起こっています。これだけでも十分糖尿病になる条件はそろっていますが、ここにもし、インスリン受容体の異常等の糖尿病の原因因子を遺伝的に持っていたとしたらどうでしょう? いつ糖尿病になってもおかしくない状態ですよね。つまり、肥満の期間が長ければ長いほど糖尿病のリスクは高くなるのです。

肥満因子も遺伝する

太りやすい人っていますよね。これは、エネルギー代謝が悪い体質だったり、筋肉量が少なくて、エネルギーの消費量が少ない体質の人かも知れません。こういった体質は、アドレナリン受容体の異常、食欲調整異常、耐糖能異常、脂肪細胞の性質等が遺伝して、先天的に肥満しやすい人もいます。特に血縁者に肥満の人が多かったり高血圧、糖尿病の人がいる場合には、遺伝的な要因がある可能性も高い事を覚えておきましょう。
また、加齢でも代謝効率は低下しますから、年齢が高くなるほど肥満になりやすいといえます。

肥満の種類

“肥満”といっても、糖尿病と深い関係のある内臓脂肪が付きやすいタイプと、皮下脂肪が付きやすいタイプがあります。

洋ナシ型”皮下脂肪型肥満”

比較的若い年齢の女性に多く、下半身に脂肪が付くタイプです。下部分が膨らんで見えるので洋ナシ型といわれます。
下半身の皮下脂肪が多く、内臓脂肪の割合は少ない場合が多いのですが、洋ナシ型だからと言って内臓脂肪型にならないわけではありません。
また、洋ナシ型の女性が更年期で内臓に中性脂肪が付いてしまうケースは多いのですが、見た目には洋ナシ型っぽく見えるため内臓に脂肪が付き気が付きにくくなります。

リンゴ型”内臓脂肪型肥満”

男性や閉経後の女性に多いタイプで、ウエスト周りのお腹がぽっこりと出ているのが特徴です。内臓の周りに中性脂肪が付着して、体内で脂肪が蓄積していくので典型的なリンゴ型体型になっていない場合もあります。
リンゴ型の人は、お腹以外の部分は比較的やせているのに内臓脂肪が多い”隠れ肥満”であることも多いんです。隠れ肥満の人の中にはお腹すら出ていないやせ型の人もいます。

肥満度の測定方法と判定

肥満度を測定する方法は色々あります。家で毎日できるものもありますので、チェックし記録する事を習慣づけておくと、中性脂肪の増加予防や改善効果を高めるのにも役立ちますよ。

BMI

BMIは日本だけでなく色々な国で肥満の指標として使われています。
体重(kg)÷身長(m)の二乗
で、計算した数字は22が標準で、もっとも健康的な人が多いというデータがあります。また、BMI24以上の場合は、肥満と判断されます。

体脂肪率

脂肪は筋肉より水分含有量が少ない為、電気抵抗が大きくなります。この特性を生かし、体重計で体に微弱の電流を流し、その抵抗値を計測するのがインピーダンス法という体脂肪率計測方法です。
男性は25%以上、女性は30%以上で肥満となります。
この機能を搭載した体重計は増えていて、手軽におおよその体脂肪を計測する事ができます。体脂肪率の他に、基礎代謝率や骨格筋肉率等を計測する機能が付いているものもあります。

腹部CTスキャン

病院で行えるかなり正確な内臓脂肪を測定する方法です。CT検査では、どこの部分にどんな風に脂肪が付いているか、その厚み等も確認する事ができます。
この検査で0.4以上の脂肪の蓄積が認められた場合には内蔵脂肪、0.4以下だと皮下脂肪となります。