プラス糖尿病

インスリンによる治療

インスリン,治療

インスリンを使った糖尿病の治療は、依存型糖尿病、もしくは経口降下薬を使用しても血糖値のコントロールが出来ない場合等にしか使われません。そのため、インスリンの使用に対して「病状が重くなった」とか「注射をしなければいけないなんて怖い」等と思ってしまう人が多いのですが、そんなことはありません。
足りなくなったインスリンを的確に補うことで、膵臓の働きや血糖値が上手くコントロールできるようになればインスリン治療をしなくて良くなる場合もあります。


種類と特徴

注射でしか利用する事が出来ないインスリン製剤ですが、自己注射がより簡単に行えるように次々と新しい注射器が開発されています。痛みが少なく使い方も簡単な人気のペンタイプには、カートリッジタイプと使い捨てタイプがありますよ。

超速効型

注射してから5〜10分程度の時間で作用が現れ1時間以内にはピークに達します。持続時間も3〜5時間と最も短いのが特徴です。食事の直前に注射することで、食後の血糖値上昇を抑える効果があります。


即効型

レギュラーと呼ばれることもあるタイプで、超速効型よりは遅い注射30分後位に作用が出始めます。ピークに達するのは1〜3時間以内なので超速効性タイプと似ています。他のタイプと比べると持続時間はかなり短い方ですが、持続時間は5〜8時間と超速効性より長いのが特徴です。


中間型

注射後1〜1時間半で作用が現れ始め、3〜8時間の間にピークとなります。その後12〜16時間かけて作用が薄れていくので、全体の持続時間は20〜24時間程度です。
糖尿病の進行程度が比較的軽い場合や血糖コントロールが改善されてきている場合には、1日1回この注射を行って様子をみることがあります。


混合型

混合型には、超速効型と中間型を混合したもの、即効型と中間型を混合したものの2種類があります。どちらも中間型より作用が現れるのが早いのですが、超速効型と中間型の混合タイプの場合には、一度作用が弱まった後再び強くなるという特徴があります。どちらも持続時間は24時間程度で中間型と同じくらいです。


持続型

注射後4時間程度してからショウガ現れる遅行性で、8〜20時間の間にピークを迎えます。その後緩やかに作用が減少し、中間型よりやや長い28時間程度まで効果が長持ちします。ピークに達するまでとピークから効果が切れるまでの時間がおなじくらいになるのが特徴です。


特効型

作用が現れるのは比較的早く1〜2時間の間にあらわれ、すぐにピークになります。他のタイプに比べ効き方が弱いともいえるかもしれませんが、ピークのまま24時間程度作用が持続し、その後効き始めと同じくらいの短時間で効果が切れます。一日1回注射で使われる事の多いタイプです。


使用量と使い方の違い

1日1回の注射が基本ですが、自然な分泌形態に似た時間帯に2〜4回といった複数回行う必要がある場合もあります。出来る限り注射の回数は少ない方が体への負担も少なくなります。

1型糖尿病の場合

生活習慣に関係なく、絶対的に分泌量が少ない場合には、1日1回の注射では血糖値をコントロールする事は困難です。そのため、1型糖尿病罹患者には、1日4〜6回自分の血糖値を簡易測定器で計測し、その時の状態に合わせてインスリン製剤の種類を変えて注射する”強化インスリン療法”がおこなわれることが一般的になっています。この”強化インスリン療法”は妊娠している糖尿病し感謝にも使われます。

2型糖尿病の場合

2型で注射療法を行う必要がある場合でも、インスリンの不足原因や状態は様々です。そのため、1日1回の人もいますが、1日2回注射が基本となっている人もいます。どちらの場合でも、医師が状態や持続時間、血糖値の上下リズムをみて使用時間や使用料を決めているので、必ず医師の指示通りの使用方法を守ってくださいね。

副作用(インスリンアレルギー)

まれにインスリンに対するアレルギー反応を起こす人がいます。主な症状は痒みや痛みですが、注射を初めたばかりのころはほとんどの人にむくみが見られるので副作用に気が付きにくい場合もあります。症状が強いと、視力の低下が出る場合もありますので異変を感じたらすぐ医師に相談しましょう。