プラス糖尿病

血糖コントロール

血糖,コントロール

血糖値の上がりすぎはもちろん良くないのですが、下がり過ぎても低血糖という危険な状態を引き起こしてしまいますからよくないのです。
生きていく上で必要なエネルギーが全身に的確に補給される血糖値のリズムを保つことが大切です。また、血糖値を上手くコントロールできるようになれば、薬物療法ではなく食事と運動だけで生活できるようになることも珍しくありません。
高血糖や糖尿病と診断された人は、血糖値を下げることだけでなく下げ過ぎず上げすぎない為の方法を上手く使えるようにしましょう。


血糖値の基準

自分の空腹時血糖、食後2時間血糖値を毎食後計測する習慣をつけることがコントロールを行う上でとても大切です。自宅で計測できる測定器も色々な種類が販売されていますので、使いやすい物を上手に利用しましょう。

糖尿自己測定

少し前までは自己測定をするのは、低血糖を起こす可能性の高い薬物治療の患者さんがほとんどでした。しかし、最近は糖尿病と診断されていなくても高血糖というだけで自分の血糖値を把握して治療に役立てようとする人が増えています。
自己測定は、穿刺針で指先や痛みの少ないお腹や腕などから1滴程度採血し、空気痛の酸素によって酸化される時の変色濃度を測定する”比色法”と酸化で発生する電流を測定する”電極法”があります。
測定器の導入や測定回数は医師の指示に従って行いましょう。

空腹時血糖・2時間後血糖の基準値

健康な人の場合、低くなりやすい空腹時の血糖値は70〜100mgの間で、この値が基準値(標準)となります。糖尿病の人の場合、空腹時血糖が120mgを超える場合が見られますが、それが何回も続く場合には注意が必要です。
また、健康な人の場合には食後血糖値が上昇する食後2時間の血糖値も、180mgを超える事がないように体が自動的にコントロールしています。しかし、糖尿病罹患者の場合200〜250mgを簡単に越えてしまうことも多く、さらにその状態が食後2時間以上たっても継続されてしまうケースが多くなります。

上げ過ぎない下げ過ぎない為の予防方法

特に大切予防方法となるのは、家族や友人等周囲の人に低血糖が起こる可能性のある薬物治療を行っている、と伝えることです。どんな薬を飲んでいるか、起こりやすい症状、主治医の連絡先等を紙に書いて見えるところにおくといいですよ。

補助食品を常備

急に低血糖が起こった時に備えて、角砂糖やビスケット、クッキー、ジュースなどをすぐに食べられる所に置いておきます。
角砂糖であれば3〜5個、糖分の入ったジュースなら100〜200ml飲むと低血糖状態を脱する事が出来ます。しかし、ダイエット用の甘味料はこの場合適していません。また、インスリン療法を行っていると、急に低血糖を起こすこともあるので、その場合には吸収がやや遅くなるチョコレートやビスケット、飴等の菓子類より砂糖の方が吸収されやすく効果的です。

普段と違うことをしなかったか、原因を探る

薬物療法を始めると、軽い低血糖状態は誰でも数回程度は経験するといいます。しかし、一般的に見て軽い症状だからといって自分にとって軽い状態ではないかもしれません。また、低血糖を起こした時の状況を確認すると、普段の生活とちょっと違う行動をした時に低血糖が起こる事が多いようです。
例えば、以下のようなことは低血糖の原因になりますので、行わない事が大切です。

  • 食事の量や時間が普段と少し違った
  • 食事療法で決められている間食を自己判断で行わなかった
  • 運動量がちょっと多くなった
  • 運動中に必要な補助食を摂取しなかった
  • 決められた分より多い食事量になってしまったので、薬の量を自己判断で増やした
  • 薬の使用時間が決められた時間からずれた
  • インスリン注射を打つ場所が普段の違った